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太陽光発電システムの発電実績(1年間)

1年間の発電実績データが取れました。太陽光発電システムも一切の問題なく発電を継続しています。

1年間の発電量です。時季による変化がよくわかります。

1年間の発電量(ソーラーフロンティア株式会社「フロンティアモニター」より)

上のグラフは、この1年間(1月から12月まで)の「発電した電力量(太陽光で発電した電力量)」、「買った電力量(電力会社より購入した電力量)」、「売った電力量(電力会社に売った電力量)」、「消費した電力量(家庭で消費した電力量)」の4種類をそれぞれの色の棒グラフで1ヶ月ごとに示しています。

 

月ごとの比較を行いますと時季による差が大きく感じられます。1月は発電電力量約200kWhに対し消費電力量600kWh弱といった結果で、消費量の3分の1程度しか発電できていません。この結果は、日射量が非常に少ないことに加え、外気温が低いので、ルームエアコンによる暖房負荷やエコキュートによる給湯負荷がきわめて高いことが要因として上げられます。

一方、5月は発電電力量500kWh弱に対し消費電力量約350kWhといった結果で、消費量以上に発電ができています。この結果は、日射量が多いことに加え、外気温がほどほどで冷暖房負荷が低いことが要因です。

最も発電電力量が多かったのは8月でした。晴天が続いて日射量が多かったためだと思われます。ただ、とても暑い時期だけに冷房負荷も上がり、かろうじて発電電力量が消費電力量を上回っていました。

 

一年間を通した発電電力量は4600kWhで、これはメーカ算定のシミュレーション値(計算方式JPEA:太陽光発電協会)の4490kWhを上回りました。また、消費電力量は5200kWhで、発電電力量を1割強上回る結果となりました。もしも太陽光パネルを4kW載せていれば(現在は3.6kW)それぞれの電力量はほぼイーブンとなり、ゼロエネルギーハウス(ZEH)となりえたのではないかと少々悔やまれます。

CIS系太陽電池の今後の太陽光暴露による容量の増大と、家庭での省エネルギーの徹底で発電電力量が消費電力量を上回るようにしたいと思います。

 

最後に太陽光発電システムの投資回収期間についてですが、初期投資額1000(千円)、年間回収額153(千円)でしたから、

1000/153=6.5年

程度となる見込みです。なお、初期投資以外の経費等は全く発生していない状況です。


太陽光発電システムの発電実績(設置後の1ヶ月間)

設置後の1ヶ月間のデータが取れました。季節は初夏のころではあり日射時間は長いのですが、この期間の大半は梅雨期間中で曇りや雨の影響をたいへん受けています。

1ヶ月間の発電量です。お天気による変化がよくわかります。

1ヶ月間の発電量(ソーラーフロンティア株式会社「フロンティアモニター」より)

上のグラフは、この1ヶ月間(1日から31日まで)の「発電した電力量(太陽光で発電した電力量)」、「買った電力量(電力会社より購入した電力量)」、「売った電力量(電力会社に売った電力量)」、「消費した電力量(家庭で消費した電力量)」の4種類をそれぞれの色の棒グラフで1日ごとに示しています。

1日あたりの発電量は最低値が3.1kWhで最高値が22.7kWhでした。当然の話ではありますが、発電量が最低のときのお天気は、どんよりとした分厚い雲に覆われ、1日中雨が降っているような状況。発電量が最高の時はもちろん1日中快晴でした。この日はちょうど梅雨の中休みといった印象でした。

しかしながら1日中太陽を見ることなく雨が降り続いていても少々(数kWh)は発電すること、また、曇りや雨の日でも雲が薄く周囲がそこそこに明るければ10kWh程度は発電することなどがわかりました。

 

月間の累積値は、発電した電力量が392kWh、消費した電力量が357kWhでした。売電収入分と、電力会社から買わずに済んだ自家消費メリット分で13(千円)が利益となっています。このペースであれば初期投資の回収年数は6.4年程度になります。当初のもくろみから大きく外れず一安心といったところです。

なお、発電電力量が消費電力量を上回っていますし、オール電化住宅でガス・石油等の他のエネルギーを使用していないことから、ゼロエネルギーハウス(ZEH)への道も拓けてくるように思います。さらには余剰電力を蓄電することができれば、将来的には電力会社から電力を購入する必要もなくなるのではないか・・?とも考えています。


太陽光発電システムの発電実績(設置後の1日間)

太陽光発電システムの設置工事が完了し、試運転も完了し、実用運転がいよいよスタートしました。梅雨の明けきれていない少し微妙な時期ではありましたが、朝から天気は非常によく、たくさん発電してくれるであろうことに大きな期待を持ちました。

1日の発電量です。晴天のため良く発電しています。

1日の発電量(ソーラーフロンティア株式会社「フロンティアモニター」より)

上のグラフは、設置後のこの1日(0時00分から23時59分まで)の「発電した電力量(太陽光で発電した電力量)」、「買った電力量(電力会社より購入した電力量)」、「売った電力量(電力会社に売った電力量)」、「消費した電力量(家庭で消費した電力量)」の4種類をそれぞれの色で1時間ごとに示しています。

太陽の出ていない、5時以前及び19時以降の時間帯は、「消費した電力量」=「買った電力量」となります。

太陽の出ている、すなわちシステムが発電する6時以降18時頃までの時間帯は、「発電した電力量」から「消費した電力量」を引いた残りが「売った電力量」となっています。特に朝の7時を過ぎますと、発電した電力量の大半を売ることができています

 

この日に発電した電力量は22.55kWでした。売った電力量は18.44kWでした。売電単価は35円/kWですから、収益は売電分のみでも650円程度となりました。実際には自家消費分の一部も太陽光発電でまかなっていることになりますから、それもあわせると経済的メリットは700円を超えることになりました。毎日がこの様な感じでしたら、初期投資の100万円は4年以内に回収することができます(毎日が快晴だといいですね。雨が降るのは夜だけとか・・・。しかし日照時間の短い冬の時期もありますから現実には無理です)。

幸先のよい滑り出しにたいへんうれしく思った次第です。また、導入したソーラーフロンティアのCIS系の太陽電池は、太陽光を受けることによりさらに発電量が伸びるとのことですから今後にも大きな期待が持てるようです。今後の変化についても注意深く見守っていきたいと考えています。


太陽光発電の1年間の発電実績と、導入前に行った利益(不労所得)算定のための試算との比較

太陽光発電システム設置後、丸々1年間(1月から12月)の発電実績データが得られたので、導入前に行った試算(シミュレーション)との比較をしました。試算の際に設定した各要素の値(パラメータ)が適切だったかどうかを検証するのが今回の狙いです

太陽光発電の1年間の発電実績と、導入前に行った利益(不労所得)算定のための試算との比較イメージ

丸々1年間を通した実績値は、発電電力量:4636kWh、購入電力量3924kWh、売電電力量3360kWh、消費電力量5200kWhです。 なおデータは「こちら」にあります。

最も重要な実績値は、年間を通した発電電力量です。なんといってもここが収入に直結しますからね。

<結果> (試算)4490kWh (実績)4636kWh

幸いなことに、実績が試算を3%ほど上回りました。年間を通じた日射量の年次ごとのばらつきもあるでしょうが、結果を見ると、とりあえず一安心といえます。

 

次に、1か月あたりの電力の自家消費量です。現時点では年間発電電力量ほど収支へのインパクトはありませんが、固定価格買取制度終了後にはパラメータとしての重要度が上がります。

<結果> (試算)100kWh (実績)106kWh

数字の上では実績が試算を6%上回ることとなりましたが、この数値は家庭内での電気の使い方に大きく左右されるため大差なしとして試算は成功していたと評価できます。なお、実績値の計算方法は、

4636kWh (発電電力量)-3360kWh (売電電力量)=1276kWh(年間自家消費量)

1276kWh (年間自家消費量)/12=106.3kWh(月間自家消費量)

となります。

1年間の発電実績と、導入前に行った試算との比較結果はほぼ一致していたので、試算(シミュレーション)の有効性が確認されました。固定価格買取制度終了後の動向について試算を行う際のパラメータとして活用すべきであると考えます。