接続箱は、屋根上に設置した複数のパネルから出てくる複数の電線を束ね、パワーコンディショナ(パワコン)へ送り出す機器です。内部は比較的簡易な構造で開閉器が数個設置されています。外形寸法は300mm角で厚さ100mmくらい。質量は3kg程度と小ぶりな分電盤といった印象です。簡易な構造なのであまり壊れるおそれはないように思います。

太陽光発電システム接続箱
設置場所の選定としては、屋外の外壁面か、屋内(小屋裏)が考えられるのですが、仮に小屋裏に設置した場合はパネルから出てくる複数の電線が外壁を通過(貫通)しなければならない(外壁に大きな穴を開けるのは防水の面で心配)ことと、周囲環境の劣悪さ(小屋裏はとっても暑くなるため開閉器の故障が心配)から外壁面に設置することになりました。
ところで、外壁に取り付ける場合は頻繁に操作するものではないとはいえ、故障発生時などに容易に点検できる位置であることが必要だと思います。それに加え経年劣化や不具合発生防止の観点から、直射日光があまり当たらないこと、雨も直接当たらないこと(軒下)が満たすべき条件になってくると考えられます。
加えて小屋裏内での配線の取り回しを考慮して、2階の窓からなんとか手の届く北東面としました。あまり目立つ位置ではないため、意匠上も問題がないようです。