家庭用の太陽光発電システムといえば、屋根の上に設置されるパネルの印象といいますかアピール度が最も高いのですが、周辺機器の存在も重要で忘れてはならないと思います(まさに縁の下の力持ち)。

太陽光発電状況表示モニタ
住宅の外部でパネルが設置されているのと同時並行しながら、住宅の内部では接続箱から先の電力配線、パワーコンディショナ、連系ブレーカ、発電監視用のモニタ、及びそのサーバ等が設置されていました。
発電監視用のモニタは、7インチカラーディスプレイ・タッチパネルの搭載されたアンドロイドベースの端末で、サーバとの通信は無線にて行います。また、このサーバは宅内にもとより設置してあったネットワークを介してインターネットにつながり、日々の発電量等のデータがメーカー側のサーバに蓄積されることになります。したがって、宅外にいるときでも手持ちのスマートフォン等を利用して発電状況等の監視が可能です。
一時間毎の発電力量、消費電力量、売電力量、買電力量がわかりますから、発電システムの不具合や電力の使い方、天気の状況なども知ることができます。また、経済的メリットを金額で表示できますから、モチベーションも上がります。

買電及び売電用のメーターボックス
住宅外壁のもともとの電力量計収納ボックスは、ふた回りほど大きなものに取替えが完了していました。ボックスの左側はこれまでも使用してきていた買電用の電力量計が収められており、ボックスの右側の空きスペースに売電用の電力量計が今後設置されます。この売電用の電力量計は電力会社が概ね数日のうちに設置することになっており、設置後に「太陽光発電からの電気受給契約」が締結され売電が開始されることになります。つまり、電力会社側の処理が終わらなければ、発電してもお金として回収できません。