無事に契約が終わり、業者さんによる材料手配や作業員確保の目途が立ち、ついに設置工事の段階へと入ってきました。工事の山となる太陽光パネル設置の数日前に、前段取りとして仮設足場の構築が行われました。

設置工事の状況(仮設足場)
設置工事を少しでも安く上げるために足場を省略するようなことが時折見られるように思います(そういった提案をしてくる業者も実際にあるようです)。もっとも仮設足場(リース)代として、数万円~十万円程度(規模による)掛かるのは事実ですが、足場を設置すればその金額以上の効果が得られると私は考えます。
まずは、「安全確保」に貢献するということです。自宅の工事中に事故が発生してしまうのは絶対に避けたいことです。後々までずっと尾を引くようにも思います。
もっとも梯子のみでも屋根に上がれないことはないです。詰まった雨どいの清掃程度の簡易な作業ならそれもありうることだと思います。しかしながら階段の設置された足場は昇降が容易でとても安心感があります。それは作業者の疲労軽減にもつながり、ひいては正確で丁寧な設置工事(施工品質の向上)につながるようにも思います。
荷の上げ下ろしの際に、付帯させた昇降装置の活用が充分に行えます。パネルの設置架台はいざしらず、太陽光発電パネルそのものは薄くて広いため、とてもデリケートな取り扱い(曲げやキズの防止)が要求されます。しかもそこそこの重量があります。こういったものの搬入にはやはり機械装置を活用すべきです。
そして最後になりますが、「施主によるチェック」も安全にそして容易に行えます。もちろん、ヘルメットと安全帯の着用と作業者に対する配慮は必須ですが、屋根に乗ることなく、足場の上から設置の状況確認が行えます。