設置工事の状況」カテゴリーアーカイブ

太陽光発電システム設置工事の状況(発電状況表示モニタ等の設置)

家庭用の太陽光発電システムといえば、屋根の上に設置されるパネルの印象といいますかアピール度が最も高いのですが、周辺機器の存在も重要で忘れてはならないと思います(まさに縁の下の力持ち)。

太陽光発電状況表示モニタ

太陽光発電状況表示モニタ

住宅の外部でパネルが設置されているのと同時並行しながら、住宅の内部では接続箱から先の電力配線、パワーコンディショナ、連系ブレーカ、発電監視用のモニタ、及びそのサーバ等が設置されていました。
発電監視用のモニタは、7インチカラーディスプレイ・タッチパネルの搭載されたアンドロイドベースの端末で、サーバとの通信は無線にて行います。また、このサーバは宅内にもとより設置してあったネットワークを介してインターネットにつながり、日々の発電量等のデータがメーカー側のサーバに蓄積されることになります。したがって、宅外にいるときでも手持ちのスマートフォン等を利用して発電状況等の監視が可能です。

一時間毎の発電力量、消費電力量、売電力量、買電力量がわかりますから、発電システムの不具合や電力の使い方、天気の状況なども知ることができます。また、経済的メリットを金額で表示できますから、モチベーションも上がります。

買電及び売電用のメーターボックス

買電及び売電用のメーターボックス

住宅外壁のもともとの電力量計収納ボックスは、ふた回りほど大きなものに取替えが完了していました。ボックスの左側はこれまでも使用してきていた買電用の電力量計が収められており、ボックスの右側の空きスペースに売電用の電力量計が今後設置されます。この売電用の電力量計は電力会社が概ね数日のうちに設置することになっており、設置後に「太陽光発電からの電気受給契約」が締結され売電が開始されることになります。つまり、電力会社側の処理が終わらなければ、発電してもお金として回収できません。


太陽光発電システム設置工事の状況(太陽光パネルの設置)

架台が組みあがったらいよいよ太陽光パネルの設置にうつります。設置工事の「メインイベント」といったところでしょうか

太陽光パネル設置状況(1段目)

太陽光パネル設置状況(1段目)

パネルは1枚あたり定格(最大)出力100WのCIS系のもので、サイズは638×1231mmです。質量が8kgと軽量で、屋根上での取り扱いは比較的容易なようです。なお、手順としては最も下段のパネルからの設置になります。横方向に最下段の1段を並べ終わったら、水平部材をパネルの上端に押し当て、その段の固定をする模様(水平部材はレールに沿ってスライドさせることができます)。併せて、パネルの裏面から出た電力出力用のケーブルの接続及びフレームへの固定(配線の整理)をしながら着々と作業は進んでいきます。

太陽光パネル設置状況(4段目まで)

太陽光パネル設置状況(4段目まで)

下から4段目まで進んでしばしの休憩タイム。朝から設置工事をはじめておおよそ8時間が経過しています。パネルの設置完了まではもう一息、時間的にはあと1時間程度といったところです。

太陽光パネル設置状況(完了)

太陽光パネル設置状況(完了)

日没前までにはパネルの設置は完全に終わりました。パネルからまとめられた電力出力ケーブルはPF複層管に収められ、軒裏の目立たない位置から住宅内へと引き込まれています。

パネルの色は半つや程度の黒色で落ち着いた印象を受けます。銀黒の瓦とも調和が取れ、しっかりと馴染んだように思います。


太陽光発電システム設置工事の状況(架台の設置)

屋根の上では、架台の設置準備が着々と行われています。

瓦の一時撤去状況

瓦の一時撤去状況

架台の設置のため、ベース固定位置周辺の瓦が部分的にはがされはじめました。こういった作業はお天気のいい日に限りますね。瓦はそれぞれで野地板に釘で固定されているので、綺麗にはがすのは手間が掛かるように思います。新築時のアスファルトのルーフィングがところどころ見えますが、これまでにおける劣化も見られず問題ない状態のようです。

架台取付金物用補強合板

架台取付金物用補強合板

架台のベースの取り付けをサポート(補強)する合板(厚さ12mm)が仕込まれていきます。この合板は最低2本の垂木と数本のビスで接合されることとなり、架台のベースはこの合板に5本のビスで固定されることになりますから、ベースの保持強度を確保するには充分と考えられます。なお、ベースは瓦の屋根面の上まで立ち上がってくることになりますから、瓦を部分的に切りかぐこととなります(もちろん防水の面で問題を起こさない下側の位置です)。なお、固定ビスの周辺その他にもコーキングが行われ防水面での心配はなさそうです。

太陽光架台の設置状況(垂木方向)

太陽光架台の設置状況(垂木方向)

合板に固定されたベースに垂木方向の架台部材が固定されました。強度面では申し分なく、また、瓦のおさまりも綺麗です(←これは重要だと思います。もしも部分的にひずみがあれば将来的な漏水の原因になりかねませんから)。

太陽光架台の設置状況(完了)

太陽光架台の設置状況(完了)

垂木とは直角方向に水平部材が取り付けられました。主に部材は2種類あり、ひとつが太陽光パネルの中央付近を鉛直方向に支えるもの、もうひとつがパネルの端を固定するもののようです。共に、垂木方向(傾斜方向)に水平部材を自由に移動及び固定することができるようです。


太陽光発電システム設置工事の状況(使用材料の確認)

太陽光パネルの設置工事は、パワーコンディショナーや各種配線類の設置を含めても概ね一日で終わります。

太陽光架台部材

太陽光架台部材

最初に行われるのが、太陽光パネルのベースとなる架台の設置です。架台はほぼ金属製の直線部材で構成されていて、屋根の垂木方向(傾斜方向)が鉄をベースとして防錆のため溶融亜鉛めっきをかけた強度の高い部材(上の写真の下側半分にある銀色のもの)が使用されます。板厚も結構あり、少々のことでは曲がってしまうこともないと思われます(少なくとも屋根面よりも強そうです)。また、屋根の棟方向(水平方向)はアルミニウムをベースとした軽量な部材(上の写真の上側半分にある黒色のもの)が使用されます。意匠面の配慮もあるようで、むらのない綺麗な表面の仕上げです。

これらの材料の確認については、主に外観上の問題(例えば大きなキズやめっきのはがれ等)がなければ良いです。強度については適切な施工方法を守ればメーカーが保証してくれるでしょうし、数量については業者さんにお任せで良いです(不足があればきちんと完成しないでしょうから)。

太陽光パネル(ソーラーフロンティア)梱包状態

太陽光パネル(ソーラーフロンティア)梱包状態

太陽光パネルについては、同じものが大量に準備されていました(当然のことですが・・・)。一つのパッケージに2枚づつ重ねて入っています。2枚で16kgの質量ですから1枚あたり8kg。ちなみに定格の発電出力は1枚あたり100Wです。

太陽光パネル(ソーラーフロンティア)

太陽光パネル(ソーラーフロンティア)

パネルは外観のキズの有無を中心に確認します。性能面は運転を開始しないことには容易にはわかりませんからね。外寸としての厚みは27mmですが、パネル部の厚みは6.5mmととても薄いです。CIS系の太陽電池で、ほぼ黒一色の落ち着いた印象です。

電線管(PF複層管)

電線管(PF複層管)

最後に、ケーブル類を束ねて格納する電線管です。写真の通りのPF管複層(ダブル)のものが最低限必要だと思います(もっともこれでも10年以上持つかは解りません)。複層があるからには単層(シングル)のものもありますが、対候性(耐久性)の面で問題があります(屋根面は強烈な紫外線と高温にさらされますから数年でぼろぼろになりそうです)。また、同様なものでCD管(色はオレンジ色)というものもありますがこれは燃えやすく危険です。このCD管は通常、燃える恐れのない箇所(例えばコンクリートへの打ち込み)で使われます。なお、PF管は自己消火性があり安全です。


太陽光発電システム設置工事の状況(仮設足場の構築)

無事に契約が終わり、業者さんによる材料手配や作業員確保の目途が立ち、ついに設置工事の段階へと入ってきました。工事の山となる太陽光パネル設置の数日前に、前段取りとして仮設足場の構築が行われました。

設置工事の状況(仮設足場)

設置工事の状況(仮設足場)

設置工事を少しでも安く上げるために足場を省略するようなことが時折見られるように思います(そういった提案をしてくる業者も実際にあるようです)。もっとも仮設足場(リース)代として、数万円~十万円程度(規模による)掛かるのは事実ですが、足場を設置すればその金額以上の効果が得られると私は考えます

まずは、「安全確保」に貢献するということです。自宅の工事中に事故が発生してしまうのは絶対に避けたいことです。後々までずっと尾を引くようにも思います。

もっとも梯子のみでも屋根に上がれないことはないです。詰まった雨どいの清掃程度の簡易な作業ならそれもありうることだと思います。しかしながら階段の設置された足場は昇降が容易でとても安心感があります。それは作業者の疲労軽減にもつながり、ひいては正確で丁寧な設置工事(施工品質の向上)につながるようにも思います。

荷の上げ下ろしの際に、付帯させた昇降装置の活用が充分に行えます。パネルの設置架台はいざしらず、太陽光発電パネルそのものは薄くて広いため、とてもデリケートな取り扱い(曲げやキズの防止)が要求されます。しかもそこそこの重量があります。こういったものの搬入にはやはり機械装置を活用すべきです。

そして最後になりますが、「施主によるチェック」も安全にそして容易に行えます。もちろん、ヘルメットと安全帯の着用と作業者に対する配慮は必須ですが、屋根に乗ることなく、足場の上から設置の状況確認が行えます。